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「わたし8歳、カカオ畑で働きつづけて。:児童労働者とよばれる2億1800万人の子どもたち」 (368.38/WATA 2階閲覧室)

2008.09.22

現在の日本では身近に感じることができない児童労働。ILO 2006年のデータによると、世界に2億1800万人の子どもたちが義務教育を妨げる労働に従事しており、その中の1億2000万人が、兵士や売春婦を含む危険労働と呼ばれる有害・危険・違法な労働を行っている。この本は五歳からサッカーボールを縫う少女の話から始まり、児童労働という大きな問題の全体像をわかりやすいことばで解説している。

子どもが働かなくてはならない現状、その結果子どもに及ぼす心身への被害、おとなたちや企業はどのような対策で立ち向かっているのか、そして当事者である子どもたちの力強い問いかけ。「いつになったら勉強すること、あそぶこと、人として普通に生活できるようになるのでしょうか。」雇い主に虐待を受けていた少年の声である。問題を解決に向ける第一歩には知識を得ることが必要であり、この子どもたちには教育を受けられる環境を与えることである。教育の重要性を強く認識した。(Scarlett)

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