スタッフおすすめの本

「だれも知らない小さな国」 佐藤さとる 講談社 2010.9

2016.05.31

人気作家の出版した作品が、私がこどもの頃に繰り返し読み込んだ作品の続きを綴ったものと知り大変驚いたことがあります。人気作家と原作者の対談が機になったようで、京都光華女子大学
図書館に原作を所蔵しているので紹介したいと思います。物語は、こどもの頃にお気に入りの小山で小人を見たことから、どんどん小人と小山に魅了されていく主人公と味方を探している小人達との探り合いの過程が長い年月を挟んで描かれています。また、小山を買い取り住まいを作るための様子や小人達との交流も楽しくてワクワクします。シリーズとして刊行されていて、小人達の生活を描いたものや、新たな人間たちとの関わりを描いています。薄味ですが、恋バナも入ってるんですよ。某アニメスタジオには、海外より日本の小人の作品を映画化してくれれば…と願っていますが、過去にアニメ化されていることもあって難しいのかもしれません。ぜひ、機会があれば手に取って読んで欲しいと思います。そして、皆さんがこどもの頃好きだった作品を読み返してみてください。新しい発見があるやもしれません。(Z)

chiisanakuni.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です