スタッフおすすめの本

「私が彼を殺した」 東野圭吾(著) 講談社 2002

2017.05.26

東野圭吾さんと言えば思い浮かぶのは『ガリレオ』『容疑者Xの献身』『白夜行』等がありますが、「加賀恭一郎シリーズ」もなかなか面白い本です。1~10まであり『卒業』『眠りの森』『どちらかが彼女を殺した』『悪意』『私が彼を殺した』『うそをもうひとつだけ』『赤い指』『新参者』『麒麟の翼』『祈りの幕が下りる時』一つ一つ独立した作品になっているので順番に読まなくてもシリーズの一部を読んでも楽しめるのですが、刊行順に読んだほうがいいかなと思います。この中で印象に残ったのは『私が彼を殺した』の作品で本来なら最後に犯人の名前が判明するストーリーがこの本には無く「犯人はあなたです」で終わり「えっ誰?知りたい」と思い読んだ人に一緒に謎を解いてみない?と、もう一回思い出して犯人を当てようと紙に書いてお互いの考えを出し合いながら会話を楽しめる本だなと思いました。また『悪意』もおすすめです。読後に「だまされた!」と言いたくなる本です。(C)
516H835MC0L__SX328_BO1,204,203,200_.jpg

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です