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「赤ちゃんのいる食卓」 加藤美由紀 [著] 集英社be文庫,  2002年刊行

2020.02.03

著者は食いしん坊で美味しいものをいつも食べたくて、広告会社を28歳でやめて料理家の道を目指しました。ところが、仕事に燃えていた彼女は足を骨折し、リハビリも兼ねてロンドンに行き、彼と出会うと何と3日でプロポーズされて結婚!その後、出産した赤ちゃんが1歳8か月になるまでの生活が書かれています。
1人の女性としての悩みや喜びが書かれていてドキドキ心配したり、ワクワクしたりします。料理家(今は料理研究家?)としての知恵を絞って頑張る様子、心理的・肉体的なさまざまな体験(切迫流産入院)、妊婦さん向けや簡単おかずのメニューなど色々な場面で役立ちそうです。また、赤ちゃん用と一緒に作れるメニューがあったり、身体に優しいメニューがあったりと、これは大人や老年者も食べられそうです。「麦茶のゼリー」や「すいかとトマトの寒天」は今年の夏に絶対作ってみたいです。
39才で出産して大変な著者が、赤ちゃんとともに明るくたくましいお母さんになっていく様子は読んでいてとっても楽しく、最後は心がすっきり爽やかになりました。レシピだけでも使える!本ですので、ぜひ手に取って見てください。(R)