11月2日(水)の昼休み、管理栄養士専攻所属の学生を中心に、
学科を越えて4名の学生が集まり、話し合いが行われました。
中心となる管理栄養士専攻の学生は、栄養学での学びを通して、
栄養士だけでは解決できない多くの課題があると感じたそうです。
嚥下障害のある方の食事を例にすると、
その方の食べることのできる形態の献立をたてて提供するのは管理栄養士、
食事の介助は看護師やヘルパー、
嚥下機能の評価や、食べやすい食事姿勢を整えるのは言語聴覚士。
他の職種と意見を交わすことで、見える世界が広がるはずだと。
京都光華女子大学には医療・福祉系の多くの学科があるのに、
今まで学生間の横のつながりはあまりなかった。
そこで、彼女は、それぞれの仕事を知らないままに卒業するのはもったいないと感じ、
学生の間に多職種共働の取り組みができればと考えたとのことです。
集まった他学科の学生も、多職種連携のプロジェクトに興味を持ち、
この日は、今後どのように展開していくかが話し合われました。
この集まりを「レインボープロジェクト」と名付けたのは、
話し合いの日の朝、綺麗な虹が出ていたこともあり、
また、多職種をレインボーの色で表そうという意味を込めてだそうです。
一回目は管理栄養士専攻が担当し、嚥下食調整食の試食会を行うとのこと。
試食を通して、感じたことを発表する事で、
専門的な視点の違いを知り学ぼうと考えているとのことです。
今後は、このような会のときに、疑問に思ったことや知りたいことをリサーチし、
次回のテーマにしていきたいとのこと。
テーマに合わせて担当の学科を決め、勉強会の準備をしていく予定だそうです。
この学科の枠を超えた学生主体のプロジェクト、これからが楽しみです。
学習ステーションでは今後も応援していきます。
✍staff:k