そろそろ教職課程を履修している学生の皆さんが、
教育実習に参加する時期がやってきます。
教育実習に行く前に練習として行う「模擬授業」の直前、
学習ステーション内のラーニングルームで文学科、国際英語専攻の学生が、
実際に行う授業の練習をしていたので、参加させていただきました。
彼女は中学1年生を担当することになったそう。
中学の授業を受けるなんて久しぶりで、新鮮でした。
今日の授業は「to+不定詞」。
自分で作ってきたという、文章や述語が書かれたマグネットカードや、
英単語とその意味を覚える為の「フラッシュカード」と呼ばれる
カードを駆使して授業は進みます。
生徒役は、同じように教職課程を履修している学生と、スタッフや教員です。
私は、聞かれた質問に普通に答えることに徹していましたが、
生徒役の学生から「英語が嫌いなので答えられません」という返答が…。
実際に12.13歳の中学生を相手にすることになると、
本当に上記の様な態度を取る子もいるかもしれません。
そういった返答にも、生徒のモチベーションを下げないように、
興味を持って貰えるような応対ができるように、今の内から練習しているのだそうです。
授業が一通り終わってみて、意見の交換がはじまりました。
「マグネットカードや板書の字を大きくした方がいい」
「板書は面いっぱいに使い、左右2面に分けた方がいいのでは」
「フラッシュカードの日本語の意味を見せながら、
英単語を復唱してもらう回数を増やした方がいいかもしれない」
「テキストに出てきた単語は、まだ学生が習っていない可能性があるから、
その単語も一緒に覚えさせた方がいい」
生徒役の学生たちからどんどん意見が出てきます。
「分かっている人」が「分からない人」に教えるという行為は、以外に難しいこと。
1回の授業を行うだけでも、細かいところまで配慮したり、道具を用意したりと、
先生の立場の上での苦労を知りました。
生徒役や先生から貰ったアドバイスも全て吸収し、その後の教育実習に反映させます。
彼女は普段から明るく、誰とでも仲良くなれる性格なので、
きっと学生の心を掴むにもそう時間が掛らないんじゃないかなと関心しました。
素晴らしい教育実習になりますように☺*
✍staff:h