11月28日(月)14:30から約1時間、学習ステーション内ラーニングルームにて、
第一回レインボープロジェクト企画「嚥下食ってなに?」が開催されました。
言語聴覚専攻、看護学科、管理栄養士専攻の3学科・専攻から20名の学生が参加しました。
最初に今回のプロジェクトの企画者である管理栄養専攻2年生の中根静香さん、谷咲音さんの2人から
嚥下の仕組みや摂食嚥下障害についての説明がありました。
続いて、医療現場における課題について学科・専攻を越えた参加学生の間で学び合いが行われました。
その後、中根さん、谷さんの2人が「おいしく、見た目にも美しい」の視点に立って調理してきた
嚥下調整食の試食会が行われました。
試食後に、一人ひとりが感じたこと、考えたことを述べ、全員で共有する時間がとられました。
参加した学生は皆、今回の嚥下調整食が見た目も味も良いことにとても驚いていました。
また、言語聴覚専攻や看護学科の学生の中には、
実習の際、実際に患者さんが嚥下調整食を食べる様子を見たという学生もいて、彼女たちからは、
・嚥下食は見た目も味も良くないから、食べたいと思わなかった。
・嫌がる患者さんに無理やり食べさせていて、介助する方も辛い…
私達も食べることを楽しみに生きているのだから患者さんは尚更だと思う。
・このような、食べたいと思えるおいしい嚥下食が広まればいいな
といった意見が出てきました。
どの専門職を目指す学生も「おいしく食べて欲しい」という共通の思いがあるのですね。
今回の企画を通して、どのような人にも”おいしく食べて頂く”という願いを叶えることは大切なことであり、
そのためにも職種間の連携は非常に重要だということが確認できたようです。
参加した学生の多くから「今後も多職種共働の勉強会をして欲しい」、「是非参加したい」などの声が聞かれ、
今回の企画を主催した中根さん、谷さんの2人は大変喜んでいました。
学習ステーションでは、今後もレインボープロジェクトの取組みについて、
皆さんにお伝えしていきます。
✍staff:k