2021年7月12日(月),京都府立東稜高等学校の2年生27名(女子7名,男子20名),教員1名を対象に,「数字でみる京都の環境問題」と題して,出張講義を行いました。
この講義では,最初に,日本全国におけるシカによる被害状況の推移について,グラフを用いて説明し,次に,京都府における被害状況や捕獲状況,さらにシカ肉利用状況について統計学的な観点から説明しました。
次に,日本の森林の歴史について触れ,京都の山林には放置竹林が多く,その背景にはモウソウチクが外来主として薩摩に渡来したことや,竹の利用頻度が低下していることなどを紹介しました。そして,これらの問題を解決するために,新たな付加価値創生の観点から,竹パウダーを利用した農法について,化学的な観点から説明しました。
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