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原発再稼働の賛否と再生可能エネルギーの可能性(京都府立向陽高校)

2025年11月20日、京都府立向陽高校3年生34名を対象に実施しました。この講義では,最初に、福島第一原発事故前後における日本のエネルギー政策の変容について述べ、火力発電(特に、LNG:液化天然ガス)を中心とする現在の電源構成比率について解説しました。続いて、この火力発電に依存する現状と、ここ数年の地球温暖化の影響について述べ、二酸化炭素排出削減が急務であること、2050年のカーボンニュートラルに向けて、火力発電から原発再稼働と再生可能エネルギーの比率を今後、向上させていく傾向にあることを述べました。

一方、近年の能登半島地震に代表されるように、日本は世界の全地震エネルギーの1割以上が集中する超地震大国であることを、プレート運動の観点から説明しました。「本当に、原発再稼働をこのまま進めてよいのか」、「再生可能エネルギーは安定供給の観点から課題はないのか」、「再生可能エネルギーであっても、近隣に発電所が建設されれば迷惑施設になるのではないか(例えば、メガソーラー)」など、クリッカー(リモコン)を使って、常に「今のあなたは、原発再稼働に賛成ですか?反対ですか?」と、問い続けながら、双方向型の授業を展開しました。

 

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