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お花で発電「色素増感太陽電池」

家やビルの屋根に設置されている太陽光パネルは,再生可能エネルギーの代表選手ともいえるでしょう.このパネルは一般にシリコンから作られています.しかし,シリコン以外にも太陽電池になる材料があります.それが「色素」です.色素増感太陽電池(DSC)は,太陽光を受けた色素が電子を放出し,その電子が酸化チタン伝導体に流れて,電解液中の酸化還元反応を経て,電子の流れをつくる電池です.

2023年11月8日,女子高校生6名は自分たちで色とりどりのお花を校庭に植えました.そこでは,植物の成長と肥料の関係について農学的な観点から学びました.そして,11月15日は,これらの花から抽出した色素(アントシアンに)を使って,DSCを作りました.

お花と太陽電池という,一見全く異なるものですが,参加した高校生はサイエンスの不思議に驚いている様子でした.

 

  

  

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