2023年9月15日,京都府立北稜高校2年生18名(女子2名,男子16名)と教員3名を対象に,「探究学習を単なる調べ学習で終わらせないために」と題して,出張講義を行いました.
講義では,高等学校における「総合的な探究の時間」のねらいや目的を紹介した他,この学びを単なる調べ学習で終わらせないために,ものごとを多角的な視点で見ることの重要性を提示しました.また,この多角的な視点を養うために,国民の中で意見が分かれるような問題(論争的問題)の例として,「原発再稼働の是非」「出生前診断の是非」「死刑制度の是非」等を取り上げました.参加者はクリッカーを使って,自分の意見を示すなど,双方向型の授業を行いました.また,探究内容をまとめる中で,統計学が重要であることを示し,アンケート結果等を単に平均値で比較するのではなく,t検定など,数学的検定が重要になることを述べました.
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