NEWS

2022年度下半期定例会の実施

2023年3月15日,オンラインにて本プログラムの上半期定例会を実施しました。

定例会には,

京都府教育庁指導部高校教育課 田中 誠樹 総括指導主事
京都府立北稜高等学校 松原 久 先生
京都府立東稜高等学校 糟野 譲司 先生

にご参加いただきました。

最初に実施機関である京都光華女子大学から,プログラムの目的やこれまでの実施内容について,特に,2名の女性ロールモデル(社会人エンジニアと理系大学院生)による理系進路選択推奨動画を紹介させていただきました。
続いて,本プログラムにご参加いただきました北稜高校の松原先生から,今年度の取組(GIS解析を用いた風倒木調査等)を紹介いただいた上で,「物理の壁」という問題を提起いただきました。理系を選ばずに文系に進学する生徒の理由のひとつに物理の勉強を避けたいという理由があることをご指摘いただきました。また,文系出身の高校教員が多いため理系の指導が難しいことがある点や,理工系学部の学費が文系よりも高いことも理系離れの一つになっていると述べられました。
次に,京都府内でも唯一の防災カリキュラムを運営する東稜高校の糟野先生からは,「環境にやさしい避難所設営」をテーマに,生徒が学校にあるもので犬小屋や授乳室などを作成した取組をはじめ,数多くの防災教育事例をご紹介いただきました。これらの取組成果をもとに,小中学校・支援学校で高校生が先生になって出前授業を実施されています。
以上の内容を踏まえて,総括指導主事の田中先生からは,JSTプログラムと連携されている北稜高校と東稜高校の取組は,とてもすばらしく,学校の特色に応じた先進的な取組をする高校を支援する「京都フロンティア校」の研究成果発表会でもその効果が出ていると述べられました。
一方,女性の理系離れについては,そもそも高校教員に男性が多いこと,特に,理数系教員となれば男性が大多数であることから,理系は男性の分野という意識が生徒の中に芽生えがちになることをご指摘されました。このことからも,女性のロールモデル提示は理系女子育成の観点から,極めて重要なアプローチであることを再認識することができました。
いただきましたご意見を参考に,今後も本プログラムの改善を図ると同時に,地域の中高校と連携した取組を展開していきたいと思います。

NEWS一覧へ戻る