2021年9月10日(金),北稜高校の2年生女子7名,男子2名,教員2名を対象に,テーマ「持続可能な社会をめざして~SDGsの実践者として」の概論授業を実施しました。
この講義では,最初にSDGの成立背景や歴史を紹介しました。そして,高校が立地する岩倉を舞台に生徒がSDGs活動を推進することから,地元の問題となっているシカによる被害状況の推移をグラフや表を用いて説明し,次に,京都府における被害状況や捕獲状況,さらにシカ肉利用状況について統計学的な観点から説明しました。
次に,日本の森林の歴史について触れ,京都岩倉の山林には放置竹林が多く,その背景にはモウソウチクが外来主として薩摩に渡来したことや,竹の利用頻度が低下していることなどを挙げました。そして,これらの問題を解決するために,新たな付加価値創生の観点から,竹パウダーを利用した農法について,化学的な観点から説明しました。
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