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2023年度上半期定例会の実施

2023年9月21日,オンラインにて本プログラムの上半期定例会を実施しました。

定例会には,

京都府教育庁指導部高校教育課 田中 誠樹 総括指導主事

大阪府教育庁教育振興室高校教育改革課 杉本 勇気 主任指導主事

京都府立北稜高等学校 松原 久 先生

京都府立東稜高等学校 糟野 譲司 先生

京都光華中学校/高等学校 間浦 幹浩 先生

※順不同

にご参加いただきました。

 

最初に実施機関である京都光華女子大学から,2023年度上半期の実績報告の他,将来設置予定の理系学科の内容,主に保護者向けに制作した理系推奨動画を紹介しました.

続いて,京都光華中学校/高等学校の間浦先生から,本学と連携しているプログラミング教育の取組や,京都市版SDGsボードゲーム体験会の取組を紹介いただきました.

次に,東稜高校の糟野先生からは,保護者との連絡ツールを使った理系推奨動画の配信や防災教育の取組,卒業論文のテーマ等について紹介いただきました.また,男女問わず,高校生にとって理系はハードルが高い現状にあることを共有しました.

そして,北稜高校の松原先生からは,コンポストや川ごみ等に関する理系的アプローチによる探究学習の他,高校生が日本地理学会で発表した研究テーマ「斜面特性と風倒木発生の関係にかかる一考察」について,GIS(地理情報システム)を用いた研究内容を報告いただきました.

これらの報告を受け,大阪府教育庁の杉本主任指導主事から,大阪府内の工業大学の協力による高校生を対象とした体験学習を紹介いただき,理系を選択する生徒は文系に比べて少ないものの,イベント後の調査では,理系に関心を示す傾向にあることを共有いただきました.

そして,京都府教育庁の田中総括指導主事からは,女子の方が理系に対する苦手意識が高いものの,「理系は好きだけど,勉強が苦手」という生徒に対するアプローチの重要性をお示しいただきました.同時に,高校生が早い段階から理系に興味をもってもらうための「早期履修制度」の有効性についても述べられました.

いただきましたご意見を参考に,今後も本プログラムの改善を図ると同時に,地域の中学高校と連携した取組を展開していきたいと思います。

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