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ABOUT

次世代科学者育成
プログラムとは?

大学最先端研究に触れ、
次世代を担う科学者として
必要な資質・能力を身につける

本プログラムは、
「思いやりの心」を育てる教育を
建学の精神とする京都光華女子大学が、
京都大学エネルギー理工学研究所の協力の下、
理系分野に関心を持つ
小・中学生を対象に実施するものです。
第一線で活躍する理系研究者たちが、
通常の学校教育では決して経験できない
ハイレベルな科学研究に触れる機会を提供します。
さらに、本プログラムの特色として、
科学技術が社会にもたらす影響について
考える機会も設け、
科学の力で
世の中に幸福をもたらすことのできる
科学者の育成を目指します。

開かれた未来社会

「自由」と「個人の尊厳」が尊重され、
人々が自由なコミュニケーションを通して
新しい価値と幸福を創造できる社会

求められる力

  • 高度な科学研究力

  • 価値判断力

  • 京都光華女子大学
  • 京都大学エネルギー理工学研究所
  • 国立研究開発法人 科学技術振興機構

PROGRAM

プログラム

概要

以下の4分野で、選りすぐりの理系研究者たちが、ハイレベルな科学研究に触れる機会を提供します。科学技術と社会との関わりについて考え、世の中を良くすることのできる「思いやりの心」の獲得も目指します。

  • プログラムは第1段階と第2段階に分かれています。
  • バイオ
    サイエンス
  • メディカル
    サイエンス
  • 環境・
    エネルギー
  • AI・データ
    サイエンス

実施の流れ・スケジュール

  • 第2段階への参加にあたっては、第1段階に参加していることが条件となります。

第1段階

大学教員のファシリテートによる実験・探究学習を月1回ペースで実施します。

初年度(令和6年度)
内容 担当 備考
2024 11 開講式&参加者同士の交流&レクリエーション&科学研究の魅力について
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高見学長から、本学の建学の精神も含めたプログラムの趣旨や受講生に期待すること等に関するご挨拶をいたします。 森井教授から、小・中学校時代の過ごし方、研究者を志したきっかけ、研究者としてのキャリア、研究内容、理系の学問研究の魅力等についてお話します。 その後、参加者同士のレクリエーションを実施します。
高見・森井
12 だ液のはたらきを観察してみよう。
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私たちは、「消化」という営みによって食事からさまざまな栄養素を摂取し、エネルギーに代えて生きています。だ液は、食べ物が体内に入ってくるときの最初の消化管である口の中で、1日に700~1,500 mLも分泌されています。この授業では、だ液がもつ消化・吸収のはたらきを、実験を通してみていきたいと思います。
中木
2025 1 光合成色素を分取してみよう
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光合成は、生物が光のエネルギーを利用して二酸化炭素と水から貯蔵可能なエネルギー源である糖を合成する反応で、光エネルギーを効率よく受け取るために光合成色素を利用しています。光合成をする生物は、光エネルギーを効率よく活用するために色々な光合成色素を使っています。本プログラムでは、実際に光合成生物から光合成色素を抽出して単離するところまでを実験します。特に本プログラムは、指示された手順に従って体験するのではなく、“あらかじめ結果を予測して、実験を通じて検証し、得られた結果を考察する”という、参加された皆さんが将来研究に携わる機会を得た場合に必要となる過程を体験することを重視して実施します。
森井 京都大学
中田栄司准教授
2 脳の機能 脳の損傷後に起こること
障害がある人でも普通に生きていける社会とは?
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私たちの脳は、長い進化ののち、体温維持や睡眠覚醒サイクルのコントロールなどの生命維持に必要な機能だけでなく、記憶、注意、社会的認知などの様々な高次の認知機能を備えるに至りました。脳の中でそのような機能がどのように行われているのかその概要を学び、脳が傷つく様々な病気で、どのような困りごとが生じるのかを理解します。加えて、健康な人が設計したこの社会の中で、病気で困っている人たちも問題なく生活できるのか、あるいは悩みを抱えながら生活されているのか、みんなで考えてみたいと思います。
上田 小児脳腫瘍の会(ミラクルブレイン根岸京子様)
3 みんなの心臓や血管は毎日どんな活躍をしているのかな?
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皆さんは毎日、勉強したり、スポーツをしたり、ゲームをしたりして日々を活動的に過ごしています。そして、一日の終わりには疲れてぐっすり眠ってしまいますね。そんな時、皆さんの身体の中にある心臓や血管もその行動に合わせようと頑張って働いています。 この学習では、いつもは気にもとめない心臓や血管の働きに注目し、耳を傾けてみましょう。心エコー装置を用いて心臓の動きを見たり、聴診器で心臓の音を聞いたり、血圧を測ったりして、どんな時に心臓や血管が頑張っているのか探ってみましょう。睡眠研究に関する実験・探求学習
森本
2年度目(令和7年度)
内容 担当 備考
2025 4 睡眠研究に関する実験・探求学習
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小・中学生が自己の睡眠パターンを観察・分析することで、主体的に睡眠の重要性を理解し、科学的な思考力と健康的な生活習慣の重要性を学ぶことを目的とする。睡眠日誌や装着型睡眠計測装置を用いて自分自身の睡眠状況を知ることでデータ収集と分析を主体的に体験し、問題発見から仮説発想を行う。データに基づく考察から、科学的思考力を養うことで、社会における健康のための適切な睡眠習慣の重要性を認識し、知識・人間性・思考力を養う。
松山・西村
5 ミクロの世界から筋肉を学ぼう!
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マウス骨格筋をミクロレベルで染色し、筋肉の構造についての理解を深める。 参加者は、用意された若齢マウス、老齢マウス、不活動の若齢マウスのそれぞれの骨格筋に対してHE染色とSDH染色を行う。 染色実験終了後、通常筋、老齢筋、不活動筋の3種類の違いについて顕微鏡を用いて詳細に観察し、運動不足や老化が骨格筋の構造にどのような影響を及ぼすのか理解を深める。
岩中 京都大学
江川達郎准教授
6 ChatGPT(生成AI)を使って旅行計画をたててみよう
~問い合わせ文(プロンプト)の書き方~
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2022年11月に世界を驚かせたChatGPTは、私達の生活のいろいろなシーンで活用されています。そこで今回は、目の前にいるプロの旅行プランナーにお願いするように、自然な文で対話をしながら、すてきな計画計画を立ててみましょう。ただ、観光名所や体験したいこと、食べたいものを上手に伝えるためには、プロンプトの書き方を工夫しなければなりません。出来上がった旅行計画の相互評価を通じて、どのように書けばChatGPTが目的に沿った旅行プランをたててくれるのか、AIの活用法を体験的に学びます。
(注)外部(OpenAI社)のサービスを利用します。ユーザ登録、2段階認証のためにスマホが必要です。またeメールアドレスを求められることもありますのであらかじめご了解ください。
大倉
7 自然と社会の法則を探る!マルチエージェントシミュレーションの世界
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artisoc cloudを用いた人工社会シミュレーション入門。pythonプログラミングの基本とマルチエージェントの概念を学び、個々の単純な行動が、全体として複雑な現象を生み出す様子をシミュレーションで観察します。具体的には、交通渋滞、群れの動き、人種による住み分け現象などシミュレーションします。
土居・臼井
8 夏休み 大阪・関西万博ツアー
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万博は、人類共通の課題解決に向け、先端技術など世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場です。このツアーでは、大阪・関西万博に参加して(親子での参加も歓迎します)、会場内に展示されている国内外のパビリオン等を自由に見学していただきます。そこで、先進的な技術やシステムを取り入れた未来社会について体験的に学びます。※参加費無料
高野 EXPO KYOTO
9 VRを使った環境・防災学習とエネルギー実験
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地球温暖化や災害など、実際に起こっていても経験しないとピンとこない人がきっと多いはずです。そこで、授業前半では、VR専用ゴーグルを使って、日中50℃を超える学校や、学校で大地震が発生した状況を体験的に学びます。後半は、大阪科学技術センターと協力して、エネルギーをテーマに、発電所で電気が作られる仕組みや、水素エネルギーについて、実験を通じて学びます。
高野 OSTEC
大阪科学技術センター
10 第1段階修了式&科学と「思いやりの心」について
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準備中
高見・森井
  • 上記予定は一部変更となる可能性もあります。

第2段階

約1年半をかけて、大学の研究リソースを使用し、各自で設定した課題研究に取り組みます。それぞれテーマに応じて指導教員がつき、継続的に指導を行います。最終的には、学会発表や国際的なジュニア向け科学イベントに参加・発表できるだけの水準を目指します。

  • 第2段階への参加は、第1段階を修了していることが条件となります。

RESEARCHER

研究者紹介

京都光華⼥⼦⼤学

京都⼤学
エネルギー理⼯学研究所

京都大学
大学院人間・環境学研究科

ENTRY

募集について

募集要項

応募期間
2024(令和6)年9月1日(日)~10月20日(日)
応募資格
  • 応募段階で小学校5、6年生または中学校の1年生の者
    (性別は問わない)
    ※中学校2、3年生の応募も可能ですが、第2段階の受講はできません。
  • 京都光華女子大学(京都市右京区西京極葛野町38)まで通える者
    ※外部で行われる特別企画を除き、交通費は自己負担になります。
募集人数
40名
選抜方法
  • 志望理由書(本プログラムに参加する理由を500字程度)
  • プレゼンテーションシート(今までに自由研究や総合的な学習の時間、あるいは学外の活動で取り組んだ経験について)
  • 募集状況次第では、上記①②に加えて面接を実施する場合もあります。
応募方法
下記のフォームよりエントリーし、「志望理由書」「プレゼンテーションシート」を提出する(フォーム内からアップロード)
募集パンフレット
チラシPDF
問い合わせ先
京都光華女子大学 学長戦略推進部
TEL:075-325-5312 
E-mail:js@mail.koka.ac.jp
応募する

FAQ

よくあるご質問

Q1現在中学2年生(または3年生)です。プログラムへの参加を申し込むことはできますか?
本事業は小中学生を対象とした事業のため、原則として、第2段階終了時に中学3年生となる中学1年生を募集年齢の上限としています。ただし、第1段階のみの参加でも構わなければ、中学2年生の応募も可とします。
Q2女子大学によるプログラムということですが、男子も参加可能ですか?
男女問わず参加可能です。性別によって不当な扱いを受けることは一切ありません。
Q3受講料はかかりますか?
本プログラムはJST(国立研究開発法人科学技術振興機構)からの補助金を原資として運営されており、受講生に受講料の支払いを求めることはありません。毎回の会場への交通費のみ、自己負担になります。ただし、プログラムの企画で学外の施設を訪れる際の交通費は、本プログラムの予算から支出されます。
Q4ロボット工学や宇宙工学に興味があるのですが、そのような内容は扱わないのですか?
本プログラムでは、「バイオサイエンス」「メディカルサイエンス」「環境・エネルギー」「AI・データサイエンス」の4分野を扱います。それ以外の分野については、扱う予定はありません。

ACCESS

アクセス

阪急京都線「西京極駅」から徒歩7分

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CONTACT

お問い合わせ

京都光華⼥⼦⼤学 学⻑戦略推進部

075-325-5312

js@mail.koka.ac.jp