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2019年度 産官学連携プロジェクトb おいでやす食堂(7/19)

2019.07.25

本年度産官学連携プロジェクトbクラスでは、京都市右京区西院にある高齢者福祉施設「西院」様と連携し、施設ご利用者様と一緒に野菜を育て、収穫した野菜を同施設が月1回開催している「おいでやす食堂」というこども食堂の食材として提供し、あらゆる世代の地域の方々との交流を通じ、施設と学生と協働で地域活性化・地域貢献に努めています。

 

7月19日(金)に開催されたおいでやす食堂は、雨の影響もあったのですが、103名の近隣にお住まいの方がお越しになりました。

今回は、残念ながら、最近日照時間が少なかったことと、当日雨天だったため、施設の屋上菜園で育てている野菜を収穫することはできませんでした。

 

おいでやす食堂は、こども食堂といっても、赤ちゃんからお年寄りまで幅広い世代の地域の方が、気軽に集い、つながりが生まれる場となっています。

毎月第3金曜日に、大人300円・高校生以上の学生200円・中学生まで無料で、とっても美味しいカレーライスやサラダなどをいただきます。

到着して、まず、カレーライスを各自で好きなだけたっぷりお皿によそって、サラダなどの小鉢、飲み物をトレーに乗せて、テーブル席か座敷の好きな場所でいただきます。

食事が済んだら、おしゃべりはもちろん、定年退職後ボランティアをなさっている方が教えてくださる知恵遊びをしたり、絵本ボランティアさんが持ってきてくださっている愉快な絵本を読んだり、真剣勝負でオセロをしたり、それぞれ自由に交流して過ごします。

 

その後も、ボランティアの学生と近所に住む常連のこども達が一緒にたこ焼き器で焼いたベビーカステラが出てきたり、その月にお誕生日を迎える子を祝うためのローソクがついた大きなホールケーキが出てきたり、アイスクリーム、ポップコーン…と、次々に嬉しいデザートが提供されます。

あたたかく楽しい時間はあっという間に過ぎ、「また来月な~」と皆様一様に満足されたお顔でお帰りになりました。

当日、初めておいでやす食堂に緊張しながら参加した学生も、おいでやす食堂に集う方々のあたたかさに触れ、一回り頼もしくなって帰路につきました。

行く側も迎える側も、あらゆる立場の方がみんなで作り上げている素敵な「居場所」が、そこにありました。

 

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いつもお世話になっている西院の職員の皆様、ボランティアの皆様、地域の皆様、ありがとうございました。

今後とも、ご指導とお力添えを賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

2019年度 京都光華公開講座【第2回】開催のご報告

2019.07.16

地域連携推進センターでは、本学の有する知的財産である教員の研究成果の公開と、

地域の方々に生涯学習の場を提供することを目的とした一般の方向けの無料講座を開催しております。

2019年度京都光華公開講座【第2回】となった「AI(人工知能)・ロボットは人間の仕事を奪うのか?」

(7月13日開催)では、本学キャリア形成学科阿部 一晴教授が、

最近話題のAI(人工知能)はどこまで進化するのか、私たちの暮らしはどう変わるのかについて、講演しました。

 

当日は、66名の方がお越しになりました。

今回は、公開講座によくご来場いただく70歳代以上の方だけでなく、小学生の男の子とお母様の親子連れや、30~40代の会社員の方に多数ご参加いただき、世代を越えて沢山の方がAIに関心を持って学びにいらっしゃいました。

 

前半は、AIの仕組みや正しい知識に関する講義でした。

後半は、自動化による職業への影響について、アメリカやドイツの学者・研究者の論文や、よりわかりやすい経済誌の分析に基づき考察しました。

結論としては、AIは1人の人間の職業を完全に奪うという事は現時点では考えにくいが、1人の人間が抱えている職務(業務)の中のいくつかはAI技術に代替されていくということです。

人間は人間にしかできない力(例えば統率力・共感力・判断力など)を伸ばしつつ、人間とAI技術が対立するのではなく、共存・役割分担することで、社会を発展させていくことができるのだそうです。

 

終了後のアンケートには、「大変勉強になった」「是非第2弾を開催して欲しい」とのご意見を沢山頂きました。

貴重なご意見として、今後の講座開催の参考にさせていただきます。

 

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

また、このような講座を開催できますよう努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 

【卒業生・保護者等対象】2019年度KOKAエコアワード(第10回)へのご応募について

2019.07.03

※こちらのご案内は、光華女子学園の卒業生・保護者・ご親戚・ご兄弟を対象とさせていただきます。

本学園では、2010年度より毎年1回「KOKAエコアワード」というエコに関する作品の募集を

全学的に行っております。

記念すべき第10回となる今回は、豪華賞品に加え、新たに【標語・短歌(和歌)部門】への

卒業生・保護者・ご親戚・ご兄弟のエントリーが可能となりました。
***********賞品は、最大2万円の図書カードです***********

つきましては、下記の応募用紙をダウンロードしていただき、是非ご応募くださいませ。

ご家族揃ってのたくさんのエコ作品をお待ちしております。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

締め切り:9月27日(金)

 

■応募用紙

PDF【卒業生・保護者等専用】2019年度KOKAエコアワード(第10回)応募用紙

 

【ご応募方法】上記応募用紙に必要事項をご記入の上、郵送またはメール添付にてご応募ください。

※在園・在校・在学生の保護者の方は、お子様に預けていただいてのご提出も可能でございます。

 

【お問合せ・ご応募先】京都光華女子大学 地域連携推進センター

ADDRESS▶〒615-0882 京都市右京区西京極葛野町38

TEL▶075-325-5259(平日9:00~17:00、土日祝及び学休日を除く)

MAIL▶chiiki@mail.koka.ac.jp

 

 

2019年度 京都光華まちづくり講座【第2回】開催のご報告

2019.07.02

地域連携推進センターでは、本学の有する知的財産である教員の研究成果の公開と、地域の方々に生涯学習の場を提供することを目的とした一般の方向けの無料講座を開催しております。

 

「2019年度京都光華まちづくり講座」は、全4回の連続講座となっており、本年度は“地域共生”をテーマに、あらゆる世代の方々に向けて、健康に暮らすために役立つ内容を提供しております。

第2となった「”子ども”も”おとな”もゆたかに生きる社会に」(6月29日開催)では、

講師に山田 宗寛先生(児童養護施設「小鳩の家」施設長、社会福祉士、本学非常勤講師)をお招きし、

豊富な現場経験から、実際の制度や施設の姿の紹介を交え、子どもの発達や地域福祉で大切になることを

ご講演いただきました。

 

当日は、前日の雨の影響でお足元が悪かったことも影響し、キャンセルされる方もある中、20名の方にお越しいただきました。

今回は、小学生のお子様のいらっしゃるお母様だったり、地域のボランティアで子どもと関わっていらっしゃる方だったり、地域の福祉のお仕事をされている方だったり、今回のテーマに日常で関係されている方にも多数ご参加いただきました。

 

山田先生が以前お勤めだった障がい児施設や、現在施設長をされている児童養護施設での具体的でリアルかつ心温まるエピソードを紹介していただきながら、先生の目指される地域福祉について、わかりやすくお話しいただきました。

 

―「おめでとう」と生まれきて、「ありがとう」と看取られる。

―地域でのつながりは「ありがとう」という言葉になっていく。

”気づく力”が地域力です。

 

この2つの先生のお言葉が、大変印象的でした。

子どもも大人も、一人ももれることなく「生まれてきてよかった」と思える地域・社会の実現は、そんなに気負いすることではなく、今目の前にいる人に気づき、話しかけ、関わっていくことがスタート地点なのではないでしょうか。

日々、実践してまいりたいと思います。

当日、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

また、このような講座を開催できますよう努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。