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第2期生ファーストステップ

第2期生:第3回 ~光合成色素を分取してみよう~

 2025年12月7日(日)、京都大学宇治キャンパス内エネルギー理工学研究所において、チャレンジプログラム2期生の第3回目のプログラムが開催され、小学5年生から中学1年生までの41名が参加しました。

 今回のテーマは、「光合成色素を分取する」です。まず実験前の講義で、太陽の光に含まれている色の種類や特徴、植物が緑色に見える理由について学びました。その後、2人1組のペアをつくり、6人が1つのチームとなって実験に取り組みました。受講生それぞれが異なる藻類から異なる溶液を使って色素を分取し、その結果をチーム内でお互いに見比べて、植物には色や特徴の異なる数種類の色素が含まれていることを確認しました。

 少し行程が複雑な実験でしたが、初めて手にする実験器具に苦戦しながら受講生同士が協力し合って取り組む姿がとても印象的でした。また、チームごとに実験を指導した教員やTAに、子どもたちが積極的に質問する場面も多く見られました。

 実験後のアンケートでは、「いろんな人に助けてもらって実験を行うことができたので、実験にはコミュニケーションも大切だと思った」、「取り出した緑色の色素に紫外光を当てたら赤い光を作ったことがビックリしました。」といった感想が寄せられ、実験におけるコミュニケーションの重要性を認識し、また探究心を高める貴重な機会となりました。

【講座担当】中田栄司准教授(京都大学 エネルギー理工学研究所)

次回、第4回プログラムは、2026年1月25日(日)本学内にて、「脳の機能」について学びます。

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