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第12回 ~海外からの講師による講演・修了式~
2025年10月5日(日)、本学にて第12回チャレンジプログラムを開催し、36名の受講生が参加しました。今回のプログラムは、オーストラリアのロイヤルメルボルン工科大学よりアマンダ・ベリー教授とキャシー・スミス准教授にお越しいただき、「STEM教育~デザイン・チャレンジ」というタイトルでワークショップをしていただきました。海外からの先生ということで、講義が始まるまで受講生たちはいつもと違う雰囲気に少し緊張している様子でしたが、「森林火災からコアラを救出しよう!」という、ジャイロコプターを作成して行う実験で教室内の空気が一変!受講生同士、お互いに相談しながらジャイロコプターを細工して所定の位置から床に置いてあるコアラのぬいぐるみに当てて救出する「ミッション」に何度も挑戦する姿が印象的でした。この実験は、見学されていた保護者の方々にもご参加いただき、教室内にいる全員が楽しく取り組み、アッという間に時間が過ぎました。



休憩時間の後は、いよいよ修了式です。受講生一人ひとりに1年間の成長と努力を讃え、森井孝教授より修了証書が授与されました。

続いて、受講生を代表して松田敦宏さん(小6)が挨拶。「最初はあまり参加することに乗り気ではなかったけれど、毎回のプログラムがとても楽しく、今日が最後だと思うと寂しくもある」と感想をいただき、また長野綾花さん(中3)は、「プログラムを受ける前は『なぜ?』と疑問があってもそのままにしていたけれど、今では疑問をノートに書き留めて、自分で調べたり、先生に質問をするようになった」と、この1年間の変化を述べてくれました。最後に高見茂学長より、「どんなことも最後までやり遂げることが大切です」とのメッセージが贈られ、温かい拍手に包まれながら修了式を締めくくりました。



昨年11月からスタートした第1期チャレンジプログラムも今回で最後となりました。1年間、挑戦と学びに真摯に向き合い、最後まで走り抜けてくださった受講生の皆様に心より感謝いたします。また、保護者の皆様のご理解とご協力を賜りましたことにも深く御礼申し上げます。この1年で身につけた経験とスキルが、科学への探究心とともに、皆様の未来を切り拓く力となることを願っています。改めまして、1年間本当にありがとうございました。

10月26日からは、第2期チャレンジプログラムが始まります!また11月からは、第1期生より14人の受講生が第2段階へと進み、より専門的な研究に挑戦していきます。