NEWS

第4回~脳の機能 脳の損傷後に起こること 障害がある人でも普通に生きていける社会とは?~

 2025年2月16日(日)、本学において、次世代科学者育成プログラムの第4回目が開催されました。小学5年生から中学3年生42名の子どもたちとその保護者が参加しました。

 まず始めに、脳の働きや脳と心の関係、脳の進化について学びました。その後、近畿小児脳腫瘍の家族会代表の根岸京子氏をお招きし、脳腫瘍によるお子さんの闘病生活についてご講演をいただきました。お子さんは25歳で生涯を閉じ、健康な人からは想像がつかない学校生活、就労生活の悲喜こもごもの話に、子どもたちや保護者の方々も、この世界が健康な人のためだけにあるのではないことを、改めて考える機会になったようでした。

 参加した子どもたちへのアンケートでは、「障害を持つ人が弱いわけではないことを知った」「障害を持つ人の気持ちを完全に理解できなくても、考えることや温かい配慮はできる」といった意見が寄せられ、このプログラムの目的の一つである「思いやりの心を育てる」講座となりました。

【講座担当:上田 敬太教授(福祉リハビリテーション学科)】

【講演:根岸京子代表(近畿小児脳腫瘍の家族会・経験者グループmiracleBrain)】

次回の開催予定

日程:2025年3月30日(日) 場所:京都光華女子大学                   

テーマ:「みんなの心臓や血管は毎日どんな活躍をしているのかな?」                

 このプログラムでは、血圧を測ったり聴診器やエコーを使いながら心臓や血管の働きについて学びます。12月のだ液の働きに引き続き、身体の働きについての知識・理解が深まることが期待されます。

Contact

お問い合わせ

京都光華⼥⼦⼤学
次世代科学者育成プログラム事務局

075-325-5306

js@mail.koka.ac.jp