ご挨拶

生成AIの発展に象徴されるように、昨今の科学技術の進化には目覚ましいものがあります。一方で、そうした飛躍的な進歩は、人類が科学技術とどのように向き合うべきかという難題を、改めて私たちに突きつけています。

歴史を振り返っても、科学の発展が必ずしも人類に幸福ばかりをもたらしてきたわけではありません。持続可能性とウェルビーイングが求められる今だからこそ、人類は科学との向き合い方を真剣に見つめ直す必要があります。

「思いやりの心」を育てる教育を校訓とする京都光華女子大学は、科学技術を通じて世の中に幸福をもたらすことのできる科学者の卵の育成を目指し、京都大学エネルギー理工学研究所の協力を得て、本プログラムを企画しました。選りすぐりの理系研究者たちが、知的興奮を存分に味わえる機会を提供します。

本プログラムは、JST（国立研究開発法人 科学技術振興機構）から「次世代科学技術チャレンジプログラム」として採択を受けた、関西地区で唯一の小中学生対象のプログラムです。広く関西地区からのご参加を歓迎いたしますので、ぜひ奮ってご応募ください。

京都光華女子大学
京都光華女子大学短期大学部

学長　高見 茂